大学では半導体の故障検出率に関する研究を行ってました。
就活当時いわゆるソシャゲが良い意味でも悪い意味でもIT業界を賑わせており面白そうな業界だなと思ったのと、ゲームに興味があったというのもあり株式会社サイバーエージェントに入社しました。でもゲーム開発はやっていなくって、入社してからはAMoAdというスマホ向けアドネットワークの子会社等でシステム開発を行いました。配信ロジックの開発だったり、レポート集計するための分散集計システムの開発を4年半やってました。
そろそろ潮時かなって思って(笑)、服のサイズレコメンドを提供するファッション系のベンチャーで執行役員CTOとして色々なことをしました。例えば既存のシステムがJavaで動いていて新規開発がしにくい状態にあったので、それをバックエンドはGo、フロントをVue.jsにして、SPA構成でシステムをリプレイスしたりしました。でも置き換えるべきコードが予想以上にいっぱいあって、バグっている状態でリリースしたので、皆さんにご迷惑をおかけしたこともありました。
その後、サイバーエージェント時代にお世話になった先輩社員に誘われSO Technologiesに転職しました。僕にとってその先輩は7つほど年上なんですが、仕事も人生も楽しそうで一度一緒のチームで働いて見たいと思っていたんです。
あと、僕は地元がすごい田舎で駅前とかシャッター街になっていて、実家とかに帰ったら憂いを感じていたんです。どこかのタイミングで自分のもっている技術とかWeb系の知識を使って何かできないかなってずっと思っていたんですよね。そんなときに先輩から声をかけてもらったんです。すぐに山家(当時の代表取締役)に会って、その話をした「じゃあ、ウチにくればいいじゃん!」って誘ってくれたんです。
個人的に本当に小さい会社や個人経営の方を技術を使って助けるということはいつかやりたいと思っていました。入社したい要素がSO Technologiesにはいっぱいありましたね!
現在、広告運用を運用者が手作業で行っている業務を自動化するためのツールを作ってる少数チームのリーダーとしてマネジメントや開発を行っています。
広告配信するにあたりクライアントからの入稿指示書通りに入稿されているかの確認など、これまでは人が目視で行なっていた業務を自動化するツール、Yahoo!JAPANやGoogleの媒体の広告審査が通ったか、通らなかったらどの項目が落ちたかを検知するツール等、細かいツールを数多く作っています。
AG-Boostは売上も伸びていて、今後も拡大していきます。さらに少額予算のお客様に対応するためには、人間ができることには限界がきます。見積、提案、入稿、運用、レポーティング、フィードバックのどの業務にどれだけ工数を割くのかが課題になってきています。
提案資料の作成は属人化しているので、まずは提案資料作成の簡略化をやって、その先は自動化を目指しています。自動化ってどうしても難しくって、時間だけがめちゃくちゃかかって結局失敗になる可能性があるので、僕は確実に役に立つものを作れるよう使う人自身を巻き込みながら挑戦していきたいと思います。