代表取締役
NAKABA ARAKI
荒木 央
経歴
2015年キャリア入社
担当業務
代表取締役
座右の銘
人間万事塞翁が馬

PROFILE

東京都出身。オーバーチュア株式会社(現Yahoo! JAPAN)に入社し大手Web専業代理店の営業に従事。
2015年 株式会社サーチライフへ入社。ソーシャルメディアの仕入~運用代行~レポーティングを一気通貫で提供するパッケージ商材の開発と営業責任者、運用代行事業の責任者を経て取締役に就任。2019年7月より、SO Technologies株式会社で執行役員と兼務で『AG-Boost』と『CUSTA』のプロダクトオーナーとして従事。
2023年1月より現職。
衝撃を受けた“在庫がない広告”
僕はこれまでもずっと、広告を仕事にしてきました。紙媒体の広告を扱う広告会社が最初のキャリアだったのですが、その頃に「検索がある限り在庫がない」という概念を持つリスティング広告の存在を知り、「すごい!!!」と関心を持ったんです。
そこで2006年にリスティング広告の草分け的存在であったオーバーチュア株式会社に入社して、大手WEB専業広告会社の営業に従事しました。
その後2013年に株式会社オムニバスへ転職し、当時最先端だった海外製DSP(デマンドサイドプラットフォーム)や動画DSPなどの販売をしていました。
そして2016年、SO Technologiesの前身であるサーチライフへ入社。現在の『AG-Boost』である『Z.I.P.!』のサービス設計と営業責任者、運用代行本部本部長を担いました。
2018年には取締役に、2019年7月からはSO Technologiesの執行役員として『AG-Boost』の事業責任者も担ってます。
小さな紙ナプキンのメモから始まったAG-Boost
サーチライフに入ったのは、『Z.I.P.!』をさらに成長させていきたいという想いがあったからです。僕はサーチライフの前に小さなWEB専業の広告会社で、『Z.I.P.!』の元となるサービスを広告主向けに展開していました。
当時はFacebook広告全盛期。ソーシャルメディアが全世界で広がっていく勢いとアドテクノロジーが全盛の時期ということもあり、非常に注目されていました。ただ、とにかく高かったんです。最低の申込金額が月額100万円から、というのが当たり前の状況でした。
「10万円だったらすぐに出せるんだけど……」と当時僕がいた会社に相談してくれた広告主さんに対して何かできないかなと考えていた時に、「Facebookと代理店契約をせず、オンラインサインナップをうまくつかって僕らが自前でお客さまの広告の管理・運用をすればいいじゃん」と思いついたんです。ミニメディアレップ(※)、みたいなイメージですね。
※…メディアレップ:インターネット広告の取引において、広告枠の仕入れ・販売をおこなう業種のこと

今回のインタビューはオンラインで実施した

ねらい通りこのサービスは、少しずつ支持され大きくなっていきました。そしてサービスが成長する中で、広告会社に展開すればもっと規模を拡大できると考えたんです。
ただその運用に必要なリソースが足りなかったので、運用代行サービスを展開していて、いろんな広告会社とのパイプも持っていたサーチライフの当時の代表・山中さん(現SO Technologies取締役会長・山中仁史)に相談を持ちかけました。
実は山中さんはオーバーチュア時代の元上司で、それまでもいろんな相談に乗ってもらっていて。『Z.I.P.!』の相談をした時も「一緒にやろう!」と背中を押してくれたんです。
山中さんと近所の喫茶店で「これ売れますよね」とああでもないこうでもないと言いながら、いろいろアイデアを出し合っては紙ナプキンに書いて、サービス内容や販売方法を詰めていったのを覚えています。
その後『Z.I.P.!』はサーチライフのサービスとしてスタートを切り、僕も外部のパートナーとして最初は関わっていましたが、さらに成長させるために社員になりました。
仲間たちは皆、自律したプロフェッショナル
SO Technologiesの好きなところは、自由なところ。仕事をする上での目的地は決まっているのですが、そこに至るまでの道筋、手段は自分たちで選んでいけるんです。「なぜそうするのか」がしっかりしていれば、アプローチに細かい制約が入ることはありません。
そして自由であるためには当然のことながら責任を果たす必要がありますが、それを理解しているプロフェッショナルが多いところもSO Technologiesの魅力だと思います。
またSO Technologiesは、プロダクト別の事業部制でサービスを作り上げていく会社です。
僕は営業なので、お客さまと話したり物事をはじめることは得意なのですが、論理的に組み立ててから進めることが苦手なんです(笑)。「これだ!」と思ったらすぐ動きたくなっちゃう。
そこを助けてくれるのが、プロダクトマネージャーの七五三くん。僕が頭の中で考えていることを「央さん、それってこういうことですよね」と論理的に整理してくれたり、キレイにアウトプットしてくれたりします。
サーチライフ時代からの長い付き合いですが、事業部立ち上げ当初はぶつかることも多々ありました(笑)。でも、徹底的に話し合いを続ける中で互いの得意な部分や考え方が見えてきて、うまく役割分担をして頼り合えるようになりました。
サービスを良くしていきたい、というゴールは一緒ですからね。
そして今僕は『AG-Boost』チームをマネジメントする立場なのですが、サービスを作るのと同じくらい若手メンバーの挑戦を応援することも大きな仕事の1つだと意識しています。
実はAG-Boostには「広告業界への恩返し」という大きなテーマがあります。この恩返しの一環として、この世界に入ってきた若い人が自由にのびのびと挑戦できる環境を整えることも、とても大事なことだと考えているんです。
だから僕はどんどんチャレンジをしてもらえるように、そして自分の力を存分に発揮してもらえるように、不要なプレッシャーのかからない状況を作るよう心がけています。その信頼、期待に応えてくれるメンバーばかりなのも、SO Technologiesの凄いところだと思います。
だからきっと、自分の仕事に誇りとプロ意識を持っている「自律したプロフェッショナル」な人なら、SO Technologiesで活躍できるのではないでしょうか。
また主語が“I(アイ)”ではなく“WE”の人。
“僕の”仕事ではなく“チーム”の仕事だと言える、そこに楽しさを見い出せる人がは、SO Technologiesという会社を好きになってくれると思っています。
地方という言葉がない状態をつくりたい
僕は「広告業界への恩返し」として日本全国の広告会社さんを支援することで、日本を元気にしたいと思っています。
ただ昨今の広告業界は、激務だし、あまりクリーンではないという印象を持たれがちです。
でも昔は、広告の仕事って花形でしたよね。その頃みたいに、憧れられる業界、仕事にするために、『AG-Boost』で広告会社さんのをお手伝いしたいんです。
また僕は『AG-Boost』やSO Technologiesのさまざまなサービスを通して、首都圏だけではなくいろんな地域の経済が活気づいている、「地方」という言葉がない状態を作りたいと考えています。
広告は広告主とそのビジネスを必要としているユーザーを結びつけ、地域や経済の活性化にも繋がる素晴らしい仕組みです。だからこそ、『AG-Boost』を通じてWEB広告を今以上に便利に使ってもらえるようサポートしていかなければ、と思っています。
あとテクノロジーはもちろん重要なのですが、いくら高度なテクノロジーを使っていても、痒い所に手が届くサービスになっていなければ意味がありません。
これまで僕らが人力で培ってきた経験やスキルをテクノロジーでどう表現するのか、「人とテクノロジーの融合」を進めながらサービスを成長させていくために、お客さまとの距離も引き続き大切にしていきたいですね。
SOT STYLES
社員インタビュー スペシャルインタビュー 環境・制度